今回は、それなりにお酒を飲むというキャバ嬢さんのため、長くキャバ嬢のお仕事を続けていくために押さえておきたい基礎知識をご紹介します。
最近では、キャバ嬢の求人情報などでも「お酒が飲めなくてもOK!」などと記載されていることが増えており、お酒が苦手な方でも雇ってくれるようなお店が登場してきています。しかし、覚えておいた欲しいのは、お酒が飲める人と飲めない人では、お酒が飲める人の方が確実に稼げる可能性は高くなるということです。
お酒が飲めなくても大丈夫という求人に関しては、「入店すれば稼ぐために飲むようになるだろ!」と言ったお店の考えなどもある事から入店時には飲む・飲めないで判断しないだけです。これは、キャバ嬢のお仕事が、お客様から頂くドリンクやボトルで稼いでいくという特徴があるためで、ナンバークラスに入るほど稼ぎたいのであれば、お酒を飲むようにした方が手っ取り早いのです。
そこでこの記事では、お店でお酒を飲むとした場合に、注意しておきたいお酒の基礎知識をご紹介します。
キャバ嬢の二日酔いについて
お酒をそれなりに飲む人であれば、二日酔いのしんどさは理解しているともいます。一般人であれば、自分の許容範囲の中で飲めばよいだけですし、二日酔いになるほど飲まないという選択肢もとれるのですが、キャバ嬢はお客様にすすめられると飲まざるを得ない…感じですし、稼ぐためには客のボトルを早く開けるに越したことはありません。そのため、無理にお酒を飲んでしまい二日酔いになる…なんて方も多いです。
そもそも、お酒と二日酔いの関係についは、以下のような点を押さえておきましょう。
- お酒を飲みすぎることによって、肝臓がアルコールを処理しきれなくなった時に二日酔いになる
- 悪酔いとは、血中アルコール濃度が高いときに生じる不快な症状。お酒に弱い人ほど起きやすい
- 二日酔いを防ぐには。自分の適量を見極めて、それ以上飲まないのが大切
このように、二日酔いというものは、自分の適量以上のお酒を飲んで、肝臓がアルコールを処理しきれなくなった時に起きるものです。ちなみに、二日酔いになってしまうと、即効性のある治療法がないため、何より大切になるのが、自分の適量を守って二日酔いを未然に防ぐということなのです。
ちなみに、「チャンポン(複数のお酒を飲むこと)は悪酔いする!」なんて話をよく聞くと思いますが、複数の種類のお酒を飲むということ自体が悪いわけではありません。これは、いろいろな味のお酒を飲むことで、どれぐらい飲んだか分からなくなって、飲みすぎてしまうケースが多いからだと言われています。
二日酔いになった時には?
ここまでは、二日酔いにならずに働くためにおさえておきたい知識をご紹介しました。ただし、キャバ嬢は「お酒を飲んで稼ぐ!」という仕事ですし、まだお酒に慣れないキャバ嬢さんも多いということから、どうしても二日酔いを完全に防止することはできないと考えておいた方が良いです。
そこで、二日酔いになってしまった時の対処について簡単にご紹介します。なお、上述したように、二日酔いについては、即効性の高い対処などないので、以下で紹介する対策も、あくまでも緩和策程度に考えてください。
- 二日酔い時は、体の水分が失われた状態になっているので、水分を多くとりましょう。体内に吸収されやすいスポーツドリンクが好ましいです。
- アセトアルデヒドの分解に役立つ糖分やビタミンCを含むかんきつ類が有効と言われています。
- 胃腸が荒れてしまい、胃痛や吐き気をもよおすケースも多いのですが、この場合は胃腸薬が有効です。
- 二日酔いは、時間が解決するもので、安静にして待つのが正解です。お風呂や運動は逆効果です。
適量のお酒とは?
二日酔いを防ぐには、自分にとって適量のお酒に抑えるということが大切と紹介しました。しかし、「自分の適量が分からない…」という人は多いですよね。そもそも、お酒というものは、強い人もいれば弱い人もいますし、その日の体調などによっても酔い具合が変わるなど、個人差や状況が大きく関係し、一概に「ビール〇杯が適量」などと決めつけることができません。
なお、厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は、1日平均純アルコールにして約20g程度とされています。この程度の量であれば、ほとんどの方がほどよくお酒を楽しむことができるという訳です。ただし、もともとお酒に弱い方や高齢者などに関しては、これよりも少し少なめが良いとも言われています。
ちなみに、お酒の種類ごとに換算した場合は、以下のような感じだそうです。
- ビール・・・中瓶1本500ml
- 清酒・・・1合180ml
- ウイスキーやブランデー・・・ダブル1杯60ml
- 焼酎ロック・・・0.6合110ml
- ワイン・・・1杯180ml
この量は、キャバ嬢からすれば少なすぎると言えますが、あくまでも健康にお酒を楽しむための量として頭に入れておきましょう。
参考:厚生労働省「アルコール」
お酒を飲むときに一緒に口にしたい食べ物
最後は、お酒を飲むときに、一緒に口にしておくと良いとされる食べ物についてご紹介しておきます。
まず、脂肪分の含まれるチーズなどは、胃腸の粘膜を保護する効果があるとされていて、飲酒前に食べておくことで、アルコールの刺激で胃壁が荒れるのを和らげてくれると言われています。
そして牛乳をお酒を飲む前に口にするとよいと聞いたことがある人が多いと思うのですが、牛乳は、アルコールの吸収を遅らせる効果あることから、このように言われています。ちなみに、アルコールを体内に入れることで、ミネラルやビタミンが失われやすくなるため、これらの栄養素が豊富に含まれている野菜類や植物性食品がおすすめと言われています。特に、肝臓がアルコールを分解する時には、タンパク質を必要とすると言われていますので、タンパク質が豊富な食べ物が好ましいです。
なお、お酒を飲んだ後は、果物がおすすめと言われています。果物に含まれる果糖には、アルコールの分解を助ける効果があるとされていますので、柑橘系の果汁が入った飲み物がおすすめとされています。
まとめ
今回は、キャバ嬢さんがおさえておきたいお酒に関する基礎知識をご紹介してきました。この記事でご紹介したように、キャバ嬢のお仕事は、お酒と切っても切れない縁があり、稼ぎたいと思えばある程度の量のお酒を飲めるようになることは大切だと言えるでしょう。
しかし、お客様の中には、無理に嬢に飲ませるような人もいて、出勤の度に飲みすぎてしまい、キャバ嬢の仕事がいやになったり、体を壊したりしてしまう人もいるのです。最近では、お酒が全く飲めなくても雇ってくれるキャバクラもあるのですが、正直お酒が苦手な人であれば、キャバ嬢として働くのはオススメ出来ません。というのも、稼ぎとお酒を飲む量が直結する仕事ですので、入店前は飲まないようにしようと考えていた方も、場の雰囲気の飲まれてお酒を口にするようになるのがキャバ嬢の世界なのです。
ちなみに、キャバクラ同様、接客飲食店に分類されるセクキャバ嬢に関しては、お触りが目的に来店するお客様がほとんどですので、お酒を飲めなくても全く問題ありません。そもそも、セクキャバの場合は、お酒に関するバック制度がないお店が増えていますので、嬢にお酒を強要するようなことは一切ありません。したがって、「体に触られる」ことを許容できるような方であれば、セクキャバ嬢の方がオススメですよ。