皆さんは、キャバ嬢のお仕事にどのようなイメージを持っているでしょうか?最近では、元伝説的なナンバーワンキャバ嬢と言われる方がテレビに出演して、現役のころを面白おかしく紹介していることから、「楽に大金を稼げるお仕事!」と言ったイメージを持ってしまっているのではないでしょうか?
確かに、キャバ嬢の中でも、人気店のナンバークラスまで上り詰めた方であれば、一般の昼職などと比較にならないほどの大金を手にしますし、多少の苦労はあるにしても、キャバ嬢になって良かったと考えているはずです。しかし、キャバ嬢の全てが大金を手にできるかというとそうではなく、その逆に大半のキャバ嬢は、「仕事のしんどさを考えると給料が見合っていない…」と感じてしまっています。
というのも、キャバ嬢のお仕事は、お店でお客様の接客をするだけではなく、お店にお客様を呼ぶところからキャバ嬢が担っているのです。そのため、出勤していない自宅にいるプライベートの時間でも、メールやLINEでお客様の機嫌をとったり来店を促したり、1日中仕事をしているようなものなのです。もちろん、お店外で行う業務については、時給などが発生しませんし、それなのにお客を呼べなければお店からプレッシャーをかけられてしまい、ストレスがたまる一方という方も多いです。さらに、お店にお客様が来て接客するにしても、全てが紳士的な良いお客様な訳もなく『この客ウザいな』と感じてしまうような人も多いのです。
そこでこの記事では、キャバクラに入店する前に知っておきたい、『ウザい客』の特徴についてご紹介しておきます。キャバ嬢になれば、下で紹介するような人の接客を笑顔でしないといけません。
キャバ嬢が遭遇する『ウザい客』
それでは、キャバ嬢になると、必ず一度は遭遇することになるウザい客の代表をご紹介していきましょう。キャバクラに来るお客様は、紳士的で優しくて面白いオジサマばかりなんて考えていると痛い目を見ますよ。人間の性格は多種多様ですし、本当にいろいろな人がお客様としてやってきます。そして、なかに「ウザい…」と思ってしまうような人も来店するのですが、そのような人も楽しませるのがキャバ嬢なのです。
ここでは、多くのキャバ嬢が『ウザい客』と感じてしまうと言われる特徴をご紹介します。
学歴自慢をしに来る客
まずは、「自分が人よりも上だと感じたい系の客」です。キャバ嬢として働いている方は、本当にさまざまな人がいて、大卒の方もいれば、高卒や中卒の方、学生がバイトとして働いているなんて場合もあります。
そして、自分の学歴に自信を持っている男の中には、「キャバ嬢なんて低学歴だろ」と考え、やたらと学歴を聞いてくる客がいるのです。面倒ですが、テキトーに高卒ですと言っておけば、向こうは満足すると思います。
ヘルプに連絡先を聞く客
これは、キャバクラの禁止行為なのですが、そんなものは関係ないとして、ヘルプでついた子に連絡先をしつこく聞く客がいるのです。ヘルプで就いているのに、連絡先を交換すると、キャバ嬢同士のいざこざに発展してしまいますし、お店によってペナルティを払わせる場合もあります。
なお、本当にうざい客なのですが、このような状況をうまく切り抜けていくことがキャバ嬢にとっては大切なので、うまく断れるスキルを磨いておきましょう。
ほかの客に絡む客
これは、お店全体の雰囲気を壊してしまう行為ですので、キャバ嬢だけでなくボーイさんなども嫌う行為です。キャバクラは、女の子とお酒を楽しむ場所ですが、飲みすぎて酔っぱらってしまう人も多いです。そして、酔って気が大きくなったのか、他の客に絡みだす客もいて、本当に困ってしまうことになります。
キャバクラには、綺麗に飲む人ばかりが来るわけではないので、そういった客の扱いも覚えましょう。なお、あまりにひどい、暴力の危険があるなんて場合は、ボーイに対処してもらいましょう。
セクハラが激しい客
ほとんどのキャバ嬢が嫌う行為です。キャバクラは、お酒とトークを楽しむための場所で、基本的に嬢に触れることはNG行為とされています。しかし、お酒も入ってしまう場所ですし、高いお金を払っているという意識から、「少しぐらいいいだろう」と考えてセクハラしてくる客は多いです。
キャバクラは、お触り禁止とはいえ、ちょっとしたセクハラ程度で「やめてください!」と声を上げるわけにもいきません。やはり、キャストと客の関係ですので、なかなかセクハラを止めにくく、それゆえ「ウザい」と感じるわけです。客からのセクハラに関しては、「どこまでなら我慢する」という自分的な線は決めておきましょう。それ以上触れようとすれば、やんわり嫌だと伝える、それでも触ってくるならボーイに報告するといった対応が吉です。他には、触られにくい座り方をする、先に客の手を握っておくなどの対策も有効です。
どちらにせよ、セクハラ客はウザいですが、全てを止めることはできません。
しつこくアフターに誘ってくる客
キャバ嬢は店外デートに付き合うのも仕事の内です。しかし、店外デートでも、同伴とアフターと呼ばれる2つの種類が存在しており、同伴はバックが付くもののアフターに関しては、給料に何も反映されない時間外労働になるのです。
キャバ嬢にとってはサービス残業のような物ですし、閉店後に客とデートするということで、ホテルに連れ込まれるリスクなどもあるのです。したがって、多くのキャバ嬢はアフターには行きたくないと考えています。この部分に関しては、来店頻度が少ない、たいしてお金を使わないのにアフターばかり誘ってくるような客なら断っても良いと思います。しかし、来店頻度が高く、自分の太客なら行かざるを得ないでしょうね。
キャバ嬢の仕事を馬鹿にしてくる
「何しにキャバクラに来ているのだろう?」と不思議に思うのですが、キャバ嬢を見下したり、馬鹿にするような発言ばかりする客もいます。例えば、「酒を飲んでいるだけで高い金貰いやがって、いい身分だな」「こんな仕事しかできないなんてかわいそうな奴だな」など、信じられないようなセリフを吐く客もいるのです。
こんなことを面と向かって言われると、言い返したくもなりますが、そこは客とキャストの関係ですので、我慢するしかありません。どうしても接客するのが嫌だ…と感じるなら、その客をNG客に指定するようお店に言いましょう。
まとめ
今回は、キャバ嬢として働きたいと考えている方に向け、キャバクラで働いていると、必ず出会うことになるウザい客の種類をご紹介してきました。なお、この記事でご紹介しきれなかったウザい客もいますので、これ以外に面倒な客はいないのだな…とは考えないでください。
キャバ嬢のお仕事は、高い時給やドリンクバックなどで効率よく稼いで行けるという側面があるのですが、楽して大金を稼げる仕事とは考えない方が良いですよ。というのも、キャバクラには良い人ばかりが客としてくるわけではなく、性格がねじ曲がったような客も来店して、嫌なことばかりされる…なんてこともあるのです。
稼げるキャバ嬢というのは、そういった客も上手に転がす技術を持っていますので、ナンバークラスの人がどういった接客をしているのか見て学ぶのがオススメです。