今回は、キャバ嬢として継続的に稼いでいきたいと考える場合、絶対におさえておきたいお店のスタッフとの関係性についてご紹介していきたいと思います。
キャバ嬢は、お店に来店したお客様をお酒とトークのみで楽しませるのが主なお仕事で、時給以外にお客様からドリンクやボトルを頂くことで歩合給を稼いでいくことになります。他にも、同伴や指名を頂いたときにも歩合が付くのですが、高額なボトルを入れていただいたときには、それだけで数万~数十万円単位の歩合給が付きますので、何よりお金を落としてくれるお客様との関係性が大切だと考えている方が多いです。実施に、テレビドラマなどに登場するキャバクラの表現では、お店の男性スタッフであるボーイさんを下に見て奴隷のような扱いしてみたり、同僚キャスト同士が激しく対立しているような演出がなされていることから、キャバ嬢の世界は大変なんだな…と考えてしまう方が多いようです。
はっきり言っておきますが、このようなドラマのような世界がキャバ嬢の世界だと考えているのであれば、大間違いですよ!というのも、キャバ嬢というのは、ボーイさんや同僚キャストの手助けが無ければ、継続的に稼いでいくのが非常に難しい世界で、上述のような対応を現実世界で行ってしまうと、お店の中で孤立してしまうことになり、すぐに稼げないキャバ嬢になってしまいます。
そこでこの記事では、意外に勘違いしている方が多い、キャバ嬢と店内スタッフとの関係性についてご紹介しておきます。
フリー客はボーイさんが客づけする!
まずは、ボーイさんとキャバ嬢の関係性からご紹介します。上述したように、キャバクラでお金を稼ぐのはキャバ嬢であり、ボーイはそのキャバ嬢の使用人なのだ…みたいな考えを持ってしまっている方がいます。もしこの考えを持っているのであれば、すぐに捨ててください。キャバ嬢として働く場合、継続的に稼いでいきたいと思うのであれば、お店のボーイさんと良好な関係を築くことが非常に重要です。
というのも、フリー客がお店に来店した際、そこにどの女の子をつけるのかは基本的にボーイさんが決めることになるのです。つまり、ボーイさんとの関係が悪く「こんな態度の悪いキャバ嬢はダメだ…」なんて判断をされてしまうと、一向にフリー客の席に着けず、新しい指名客を作るのが難しくなるわけです。ボーイさんも、感じの良いお客様に気に入ってもらえそうな子を優先的に案内するのは当たり前ですし、継続的に稼ぐにはボーイさんに「このキャバ嬢は良い子だ!」と思われることがスタートなのです。以下で具体的なポイントもご紹介しておきます。
お店の悪口は言わないように!
キャバ嬢のお仕事は、ボーイさんと切っても切れない関係であり、絶対に関わらなければいけません。当たり前のことですが、嫌われているよりは好かれている方が仕事はしやすいはずです。
もちろん、「異性として好かれなければいけない」というわけではなく、あくまでもキャバ嬢としての信頼性が重要になるということです。キャバ嬢として働き始めて、フリー客の席につかせてもらうためには、ボーイさんから「この子はちゃんとしたキャバ嬢だ」と思ってもらうのがスタートラインです。したがって、すぐにお店や待遇について文句をいうなんてキャバ嬢は「こいつは根性がないな」「仕事する気あるの?」と悪印象を与えてしまうことになるのです。
どのようなキャバクラでも、入店してくれたキャバ嬢に対しては、きちんと稼いでもらいたいという気持ちを持っており、裏方さんもそれなりに努力をしてくれているものです。それなのに、そういった配慮を一切鑑みることなく、自分が嫌だと思った時はすぐに文句ばかり言う…なんて態度であればボーイさんに嫌われてしまいます。正直、こういった子はお店に何人か必ずいますが、ほぼ確実に稼げていません。
『素直』はキャバ嬢の武器になる!
すぐ不貞腐れる…なんて子もボーイさんに嫌われてしまうと考えておきましょう。ボーイさんは、灰皿やドリンクなどを運ぶのが仕事なのではなく、キャバ嬢がきちんと稼げるようにするのが主な仕事とです。したがって、キャバ嬢の接客に問題点を見つけた際には、対面やメールなどできちんと注意してくれるのです。しかし、そういった注意に関して、素直に受け止めない…、聞き流すだけで反省の色が見えない…、「でも…○○」などすぐに反論するなど、言い訳ばかりしていてはボーイさんに嫌われてしまいます。もちろん、どうしても釈明したい場合もあるのでしょうが、その場合でもまずはきちんと謝罪をしてから自分の考えを言うようにしましょう。
他にも、ボーイさんから指示を受けた時に、その指示に対していちいち文句をつけるような子もいるのですが、これは絶対にNGですよ。
例えば、「なんで私がしないとなんですか?」とか「どうして××しちゃいけないんですか?」など、指示をするたびに嫌そうな態度をされてしまうと、ボーイさんからは面倒な奴だと思われてしまいます。もちろん、指示の内容が分からなくて質問する分には構いませんが、「なんで、どうして」のような子供のような質問をするのはやめましょう。
ボーイさんに関してもあなたに稼がせるために指示を出しているわけですので、その指示は素直に受け取るようにしましょう。
お店は一生懸命な子をサポートする
ここまでの内容で分かるように、とにかく自分のことしか考えていない…なんてキャバ嬢はお店から嫌われてしまい、いくら容姿などが良くてもすぐに稼げなくなってしまいます。冒頭でご紹介したような、ボーイさんを見下す…なんてキャバ嬢であれば、どのお店に行っても自分が働きやすい、稼げる環境など作れないと考えておいた方が良いですよ。
その逆に、ボーイさんが「この子は頑張ってくれる」「良いキャバ嬢だ」と思えば、その子が稼げるように一生懸命サポートしてくれるようになるのです。実際に、そのような子は、優先的にフリー客を回してもらえて、一気にナンバークラスまで駆け上がるなんてことは非常に多いです。
キャバ嬢として稼いでいくためにボーイに媚を売れとまでは言いませんが、「一緒に売り上げを作ってくれる大切な仕事仲間だ」という意識は常に持って接することが大切です。そうすれば、ボーイさんもあなたのことを助けてくれるようになるはずです。
同僚キャストとは仲良くした方が良い
ボーイさんとは異なり、同僚キャストとの関係も大切です。同僚キャストは、同じお店で売り上げを競う相手になりますので、必要以上にライバル視してしまう方がいます。お客様の前では仲良く話しかけますが、裏に行けば一切同僚キャストとは口も利かない…なんて対応をしてしまうキャバ嬢もいるのです。
もちろん、売り上げを競う相手というのは間違いありませんが、キャバクラではキャバ嬢同士の助け合いも非常に重要です。というのも、あなたが売れっ子キャバ嬢になって行けば、あなただけの力でその売り上げを保っていくことは不可能なことだと考えなければいけないのです。というのも、売れっ子なれば、同じ時間にあなたの指名客が被ってしまうようなことが当たり前のように発生し、そのような場合、他のキャストにヘルプとして接客してもらわなければいけないわけです。
それでは、普段ぎすぎすした関係のキャバ嬢と、仲良くしているキャバ嬢では、どちらが真剣にヘルプの接客をしてくれると思いますか?当然後者の関係の方が、あなたのお客様を大切に接客してくれることでしょう。要は、キャバ嬢同士は、お互いの助け合いも必ず必要な場面がやってきますので、そういった時のことを見越して最低限の関係は築いておくべきだということです。
必要以上にべたべた仲良くする必要はありませんが、「あの子が困らないようにきちんと仕事をしよう」と思ってもらえるような関係性ぐらいは作っておくようにしましょう。