今回は、夜職の代表である『キャバクラ』の内部事情をご紹介していきたいと思います。これを読んでいる方の中でも、「キャバクラは稼げると聞くしやってみたいんだけど、夜のお仕事はやっぱり少し怖い…」と最初の一歩をなかなか踏み出せないと言う方も多いのではないでしょうか?
これは一般のお仕事でも一緒ですが、今まで自分の領域ではない場所に踏み込むのはやはり勇気がいるものですよね。それが夜のお仕事になると漫画やTVの情報では怖い内容も多いし、「自分には務まらないのは…」と考える人が多いのもしょうがないと思います。キャバクラやセクキャバというお仕事の最大のメリットは、一般的なお仕事と比較するとお給料が高いという点ですよね。しかし、その反面、夜のお仕事になるので体調面の心配や、人間関係のむずかしさは存在するのは事実です。
そこで今回は、ご法度と言われるキャバ嬢とボーイさんの恋愛事情やお店を移籍するときの注意点など、キャバクラの内部事情にスポットを当ててみたいと思います。
お店の源氏名は慎重に決めましょう!
キャバクラ、セクキャバ等の様な水商売のお店では入店するときには『源氏名』と言われるお店での名前を決めます。この源氏名はお店が決めてくれる場合もありますが、基本的にはキャストの女の子が好きな名前を付ける場合が多いものです。実は、いきなり自分の源氏名を決めてと言われても、思いつかなくて困ると言う女の子も多く、急いでテキトーな名前にしてしまうなんてことが少なくありません。
しかし、源氏名はキャバ嬢にとってのもう1つの名前であり、長く使っていくものなので大切に決めましょう!
意外と重要な源氏名!
「源氏名は適当に決めちゃう」なんて子もいると思いますが、源氏名はしっかり考えて決めることにメリットがあります。
例えばお客様との連絡先を交換するのに、本名やそれに近い源氏名だとそこから他の個人情報が漏れてしまう危険があります。自分のプライバシーを守る為にも源氏名をしっかり考えるのは大切なんですね。
他にも、しっかり決めた源氏名だと自然に愛着もわき、「夜は◯◯として頑張る」とモチベーションアップにも繋がります。また、お客様にも評判がいいのはしっかり考えられた源氏名です。
源氏名を決めるときの注意点
では、実際にどういうことに気をつけて源氏名を決めていけば良いのでしょうか。
まず大切なのは、同じお店のキャバ嬢の間で似たような源氏名にならないようにする事です。「ゆい」や「ゆな」、「あや」「あやか」など、一文字違いのような似た名前はトラブルを起こしてしまう可能性もあります。ありきたりな名前は、例え自分が入店した時に似た名前がいなくても、後から入店してきた子が似たような名前を使う可能性があるので避けた方が良いでしょう。
つまりオリジナリティが必要という訳ですが、その時には「お客様が覚えやすい名前」を第一に考えると良いでしょう。例えばフリガナを振らなければ分からない漢字を源氏名に使うと、覚えてもらいにくいです。おすすめなのが平仮名で2文字〜3文字の名前、そして「あ行」で始まる名前です。
あ行は電話帳でトップに来やすいので、お客様の目に留まる可能性が高まります。お客様から連絡しなくても視界に入って少しでも思い出してくれる頻度が上がるだけでも次の指名に繋がりやすくなりますよ。
キャバ嬢とボーイの恋愛事情
次はだれもが気になるお店内での恋愛事情についてご紹介します。基本的にキャバクラやセクキャバ、デリヘルなどの風俗店だとしても、キャバ嬢とボーイの恋愛関係は禁止されています。バレた場合は罰金が発生したり、最悪の場合どちらもお店をクビになってしまうということも少なくありません。
今回はそんなキャバ嬢とボーイとの恋愛事情についてまとめていきます。
意外と多いキャバ嬢とボーイの恋愛
キャバ嬢とボーイの恋愛は禁止されているとはいったものの、実際どのお店でも1組はカップルがいると言っていいほど多いです。純粋にお互いが好きで付き合っている場合もありますが、中にはキャバ嬢をボーイに惚れさせることで売上を上げさせる「色恋管理」の場合もあります。どうみても周りが見て付き合ってるのがバレバレなのにお店が何の処置もしない場合は色恋管理の可能性が高いです。
色恋管理ではキャバ嬢がボーイに惚れているのを良いことに、ボーイの為に売上を伸ばそうというキャバ嬢の心理を利用して稼がせます。しかし稼げると言っても限界があるので、ある程度伸びて頭打ちになると簡単に捨てられてしまうのです。
また、お店の店長が直接色恋管理することもあります。そうすると自分が店長の恋人だと鼻高々になってしまうことも多く、女の子やお客様に傲慢な態度をとってしまうなんて話も珍しくありません。
そんな子がずっと稼げている訳もありませんから、最終的に辞めてしまう子が多いです。
ボーイとの恋愛はお勧めしません!
しかし、例え色恋管理だとしても、逆にそれを利用する頭のいいキャバ嬢もいます。
ボーイを味方につけることで自分だけでなく、キャバ嬢全員が働きやすい環境を作り出したり、「いつも貴方のために頑張ってるんだから」と言ってちょっとしたわがままを聞かせたり…逆にボーイを上手くコントロールします。
ボーイとの恋愛は純粋なものならまだしも、色恋管理と分かっているのなら続けていても基本的にメリットはありません。他の女の子に迷惑をかけたり、自分が傷ついたりしてしまうので、ボーイとの恋愛はしない方が良いでしょう。
お店を移籍する時に注意するポイント
それでは最後にキャバ嬢がお店を移籍するときに気をつけなければならないポイントをご紹介します。キャバクラで働いていれば、もっと稼げるお店に移籍したい、お店の待遇が今一気に入らないから移籍したいなど、様々な理由でお店を変えたいと思う事があると思います。
ただし、キャバクラは少し特殊なお仕事なので、簡単に辞めさせてくれなかったりするというトラブルも多く聞かれるのが実情です。そこでここではキャバ嬢がお店を移籍したいと思った時に注意したいポイントをご紹介します。
お店が女の子の移籍を嫌がる理由
まず、なぜお店を辞める時にトラブルが多いのかというと、お客様はお店を贔屓にして来店されている訳ではなく、目当てのキャバ嬢の為に来店しているからです。だからお目当ての女の子が別のお店で働くということになれば、お客様は女の子が移籍したお店に行くようになります。お店としてはその分の売上が下がってしまいますので、お客様を沢山持っているキャバ嬢ほど辞めさせたくありません。
更に移籍するというなら、売上をまんま移転先のお店に持って行かれてしまうことになるので、余計に嫌がります。時給交渉で引き止めたり、時にはもっと強引な方法で辞めないように引き止めることもあるのです。
辞める場合にもルールは守りましょう
トラブルを起こさないために辞めるには、お店の規則に則り、余裕を持って辞めることを伝えましょう。こうした規則については普通は面接時に説明されていると思います。
忘れてしまったりした場合は、店長やボーイさん、他の仲いいキャバ嬢に聞いてみましょう。「今日で辞めます」という突然の報告はそれだけでトラブルの原因にもなってしまいますしルール違反ですので止めましょう。
また、辞める理由もしっかり伝えることが大切です。
ただ単に辞める場合は嘘でも「親にバレた」とか「遠くに引っ越すことになった」など、止められにくい理由を考えておきましょう。移籍する場合は、移籍先が今働いているお店の系列店なら伝えてもいいかもしれませんが、それ以外のお店の場合は内緒にしておくのがベターです。他のお店に行くと言うと引き止めが強くなったりしますから、キャバ嬢を辞めると言ってしまった方がトラブルになりません。
そして辞める時にはお客様にもしっかり伝えておくことが大切です。
移籍の場合はこのタイミングでこれからも付き合っていきたいお客様、縁を切りたいお客様を整理してしまっても良いかもしれません。信頼出来てこれからも関係を続けていきたいと思ったお客様のみに、移籍先のお店を教えていきましょう。関係を切る場合でも、今までの感謝をちゃんと伝えるのを忘れないようにしてください。
万一の時は警察に!
お店によっては怖い人達と繋がっていることもあり、辞める時に金銭的なトラブルが出てくるとそうした人達から脅しをかけられることもあります。お店に多額の借金をしたまま辞めようとするなど無い限りはこういうことも無いと思いますが、万が一の時は自分でどうかしようとせず、警察などに相談してください。
まとめ
今回はキャバクラやセクキャバなど、お水のお店の内部事情をいくつかご紹介しました。今回ご紹介したものは、多くのキャバ嬢が体験する可能性が高いもので、特にボーイさんとの恋愛や、お店の移籍などはお店とのトラブルに発展しかねない問題でもあります。
こういった事でトラブルに発展しないようにするためには、基本的にボーイとの恋愛や移籍をしなければ良いと誰もが思いますが、実際には良くある事です。特にお店の移籍などはお金に直接関係する物でもあるので非常にトラブルに発展しやすいものです。現在、お店の移籍を考えている方は、今回ご紹介したポイントを押さえて上手に行動してくださいね!