今回は、キャバ嬢さんが一人暮らしを始めようと思った時、意外に困ってしまう方が多いと言われる賃貸契約のポイントについてご紹介したいと思います。
キャバ嬢などの水商売は、一般の昼職と比較すると、圧倒的に高収入が得られる仕事と考えられていますが、実は高収入を得ているキャバ嬢さんの方が一般のお仕事をしているOLさんなんかよりも賃貸契約が難しい…と言われているのです。
実際に、この記事を読んでいただいている方の中には、不動産屋で気に入った物件を見つけて、申し込みをしたのに審査で落とされてしまって、途方に暮れている…なんて方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、キャバ嬢さんなどの水商売で働いている方が「なぜ審査が通りにくいのか?」ということと、賃貸契約の審査を通過するためにはどうすれば良いのかというポイントをご紹介します。
これから、「少し広い部屋に引っ越したいな!」などとお考えのキャバ嬢さんがいれば、絶対におさえておかなければいけませんよ!
キャバ嬢さんが入居審査で落とされてしまう理由
それではまず、「稼げるお仕事」などと言われているキャバ嬢さんが、賃貸契約を断られてしまう理由が何なのかをご紹介していきたいと思います。今までに、入居審査を申し込んだものの落とされてしまった…という経験があるキャバ嬢さんは、以下のようなポイントが理由かもしれません。
①収入が不安定である
まず、キャバ嬢さんが入居審査を通りにくくなってしまう理由として挙げられるのは、「収入が不安定である」というのが大きいです。
一般のサラリーマン以上に稼ぐ女の子がたくさんいる業界ですが、その収入が確実に安定して得られるわけではないというのが大きいのです。キャバ嬢さんのお給料は、売り上げなどでスライドしてしまいますし、バックの歩合で稼ぐものですよね。そのため、ある月に100万円の月収がある方でも、次の月には30万円しかない…なんてことは珍しくないのです。
賃貸物件のオーナーさんは、何よりも「安定して家賃を支払ってくれるのか?」を重視しますし、その場の高い給料よりも、それが安定して続くのかという点を不安に思われてしまい審査に落ちるのです。水商売は、入れ替わりも早いですし、入居してすぐにキャバ嬢を辞めて、家賃の支払いが滞る…なんてリスクも考えられてしまうのも大きいようです。
②保証人を立てられない人が多い
次は、「保証人を立てられない…」ということで、審査で落ちてしまうというパターンです。
キャバ嬢さんの中には、親などの身内に内緒で水商売をやっているという方も少なく無いですよね。こういった場合、保証人を立てたくても立てられない…なんて状況になり、審査が難しくなるのです。
なお、ナイトワークで働いている方であっても、身内を保証人に立てられるという方の場合、審査が通過しやすい傾向にあると言われています。
③近隣トラブルが考えられるから
これは、入居審査を受ける方本人に関係なく、キャバ嬢やホストなどのナイトワークで働いている方は「近隣トラブルが多い」というイメージから、オーナー様が職業でNGにしているというパターンです。この場合、保証人がいようがいまいが審査を通過することはできないと考えましょう。
キャバ嬢のような夜職は、一般職の方とは真逆のライフスタイルになることから、騒音に関する苦情なども多く、物件自体が「夜職NG」となってしまっている場合も少なくありません。
④支払い遅延リスクが高いと考えられている
キャバ嬢などは、高収入が得られる反面、金遣いが荒くなってしまう方も多いことから、「支払い遅延リスクが高い」と考えられてしまうことも多いようです。また、上述したように、仕事をすぐに辞めてしまうなんて方も多い業界ですし、「長く安定して家賃を払ってもらえるのか?」という点を疑問に思われてしまうのです。
夜職は、他の一般職と比較すれば「稼げる仕事!」と言われますが、稼げる期間は短いですし、高額な収入もなかなか安定しないということが入居審査を難しくしていると考えましょう。
入居審査を通過するためのコツ
ここまでの説明で分かるように、一般のサラリーマンよりもよっぽど高収入を得ているはずのキャバ嬢さんですが、入居審査の面では、かなり不利に働くものだと考えておきましょう。しかし、キャバ嬢だからと言って、賃貸契約ができないわけではなく、ポイントを押さえておけば、普通に部屋を借りることは可能です。
ここでは、キャバ嬢さんが部屋を借りる際におさえておきたいポイントをご紹介します。
①身だしなみをしっかりとする
まず第一のポイントとしては、不動産会社に足を運ぶときには「身だしなみをしっかりとする」というポイントです。
「なんだそれ?」と思うかもしれませんが、このポイントはかなり重要だと考えておいた方が良いですよ。
人間のイメージというものは、第一印象が非常に重要になります。不動産会社に行くときには、しっかりとした落ち着きのある身だしなみで行くようにすれば、担当者のイメージが良くなり、それを物件のオーナー様にしっかりと伝えてくれるわけです。逆に派手派手しい恰好で行くと、あまり良い印象を与えないので不動産会社の担当の方の段階で「この人はダメだな…」となってしまうようです。
②ナイトワーク専門の賃貸不動産屋を選ぶ
不動産屋にも得手不得手があるのはご存知でしょうか?例えば、大学の近くにあるような不動産屋であれば、周辺の学生が入るような1Rマンションなどの物件を多く持っていると思います。
そして、不動産屋の中には、ナイトワークで働く人をメインターゲットとした不動産会社も存在するのです。こういった不動産会社に相談すれば、水商売で働く人を募集しているような物件を紹介してくれますので、「キャバ嬢である」ということを理由に入居審査で落とされる危険はなくなると考えても良いでしょう。
ただし、物件の数は限られてしまう…という点はデメリットになってしまうと思います。
③一時的に昼職を兼業する
入居したい物件が、「水商売OK」の物件ではない…という場合、一時的にお昼の仕事してみるというのも有効です。
昼の仕事も副業としてすれば、入居申込書に一般のお仕事をかけますので、キャバ嬢ということで審査に落ちることはなくなります。ただし、借りたい物件の家賃が高い場合、昼職の収入が見合わない…なんてことで、審査落ちしてしまう恐れがあります。
④確定申告書類を持参する
最後は、確定申告書を持参して不動産屋に行くという方法です。
キャバ嬢は個人事業主ですので、確定申告をしていると思います。そして申告書類をきちんと持参することで、年間の収入と、支払い能力が認められますので、審査を通過しやすくなります。ただし、「夜職は近隣トラブルが多い…」と考えているオーナー様であれば、安定した収入があると示しても審査で落とされてしまう危険があります。
まとめ
今回は、キャバ嬢さんなど、夜職で働く方が部屋探しをする際、入居審査で落とされないようにするためのポイントをご紹介してきました。キャバ嬢のお仕事になると、高収入を得ていることから、借りたい物件は何の問題もなく借りられるでしょと考えている方が多いと思います。しかし実は、この記事でご紹介したように、キャバ嬢さんよりも収入が低いOLさんなどと比較しても、キャバ嬢の方が入居審査で落とされてしまう可能性が高いと言われているのです。
もちろん、キャバ嬢だと好きな部屋に住めない…というわけではないので、入居審査に落ちたからと必要以上に気にする必要もないと思いますよ!どうしても見つからない…という場合には、お店に相談してみるのも良いと思いますよ。