女性が稼げる高収入ワークの代表と言えば、誰もがキャバクラ嬢をイメージするのではないでしょうか?実際に、最近ではキャバ嬢がテレビのバラエティ番組に登場することも増えており、それが理由なのか、数年前には若い女性の将来なりたい仕事ランキングにキャバ嬢が上位にランクインすることもあったほどなのです。
はたから見ていれば、キャバ嬢というのは、キレイな店内で美しいドレスを着用し、お金を持っているオジさまの横に座っていれば高収入を得られる…などと言った感じに見えてしまうものです。しかし、こういったイメージを持っているのであれば、その考えはすぐに捨てた方が良いですよ。キャバ嬢の中には、確かに月に数百万円以上稼ぐような方がいるのも事実なのですが、その逆に一般のアルバイトよりもお金を稼げていないキャバ嬢も非常に多く存在しているのです。さらに、キャバ嬢のお仕事というのは、お店での接客がメインなのではなく「お店に客を呼ぶこと」が最も重要な仕事とされているため、出勤していないプライベートの時間にも常にお客様に営業をかける必要がある非常にしんどい仕事なのです。
さらに最近では、キャバクラで遊ぶ人の年齢層が低くなっていることから、お触りなども普通に増えていますし、キャバ嬢の疲弊がかなり進んでいると言われているのです。そこで注目されているのが『お触りがOKなキャバクラ』と言われるセクキャバなのです。
この記事では、ここ数年キャバ嬢からセクキャバ嬢に転身する人が増えている理由についてご紹介していきたいと思います。
キャバ嬢がセクキャバ嬢に鞍替えする主な理由
それでは、キャバ嬢さんがセクキャバ嬢に鞍替えするいくつかの理由をご紹介していきましょう。
そもそも、セクキャバに関しては女性からの知名度が非常に低い業界のため「セクキャバ=風俗店」だと勘違いしている方も多いです。この勘違いから、昔から稼げるお仕事なのは変わりなかったのに、キャバ嬢ほどの人気が無かったのです。セクキャバ嬢は、上述したように「お触りがOKなキャバクラ」といった扱いで、お仕事的にはキャバ嬢と同じようにお客様のお酒の相手をするだけです。キャバ嬢との違いで言えば、キャバ嬢は基本的にお触りが禁止されているのですが、セクキャバ嬢は上半身のお触りやキスがOKだと言う点です。しかし、デリヘルやソープなどのように、抜きと呼ばれる性的サービスはなく、あくまでも接客飲食店になるのです。
最近では、女性側にも「風俗店ではない」ということが知れ渡ってきたこともあり、キャバ嬢からセクキャバ嬢に転身する人が増えているのです。そして、セクキャバ嬢に転身する方の多くが、以下のような点をメリットとして捉えているようです。
①キャバ嬢と違い、女性に不利なルールが少ない
ナイトワーク業界に詳しくない人であれば、あまりイメージできないかもしれませんが、一度でもキャバ嬢として働いて、そのしんどさを理解している人なら良く分かると思います。キャバ嬢は、華やかで稼げる仕事といったイメージを持つ方が多いのですが、実は非常に泥臭い営業が必要なお仕事なのです。そもそもキャバクラでは、女の子がお客様を呼ぶものとされているため、お店に来てくれるお客様を探すため、出勤時間外でも常に仕事をしていなければいけません。例えば、お客様の出勤時間に合わせて「行ってらっしゃい」のメールをする、休憩時間や夕方にお店に来てくれるよう営業メールをするなど、小まめな営業活動が欠かせないのです。さらに、お店に出勤してもお客様がいない状態であれば、バックヤードで営業を行い、厳しいお店ではその間は時給をカットされるなど、非常に不利なルールが作られているのです。
一方セクキャバでは、お店の集客はお店の仕事と認識されているため、さまざまな広告媒体にお店が広告費をかけて集客を行っています。働く女性側に関しては、キャバ嬢のようにお客様にメールを送り集客を強いられるようなこともほとんどないのです。さらに、セクキャバ嬢のお仕事はキャバ嬢以上にお客様に近い仕事となるため、そもそもお客様とキャストの連絡先交換自体を禁止しているお店もあるほどなのです。
セクキャバでも、写メ日記のような媒体にキャスト自身がブログを出していますが、これに関しても基本的にキャストが指名をとりたいからやっているだけです。したがって、出勤さえすれば、お客がいようがいまいが決められた時給分のお金は確実にもらえます。
②お給料が安定していて計画的に稼げる
①に少し関連しますが、セクキャバは出勤すれば確実に時給分のお給料が貰えますので安定した高収入を誰でも得ることができるのです。キャバ嬢の良いところは、月に数百万円以上稼ぐことができるなど、ナンバークラスの女性になると圧倒的に稼げる期待値があることです。セクキャバは、キャバクラのように高額なボトルが出るようなことはあまりないので、ナンバークラスのキャバ嬢ほど稼ぐことは難しいのは確かです。しかし、キャバ嬢でそこまで稼げるような方はほんの数%の話ですので、多くのキャバ嬢はここまで稼げていないのです。
セクキャバは、サービスが過激になる分、そもそもの時給が高く設定されているため、ナンバークラスのキャバ嬢のように圧倒的に稼ぐ人を抜けば、平均的な収入は確実にセクキャバ嬢の方が高くなるでしょう。なお、セクキャバ嬢の中にも、月に100万円以上稼ぐような方はたくさんいますので、安定して高収入を得られると言う点をメリットとして、キャバ嬢であまり稼げていない人が移籍してくるようになっているのです。
③仕事内容が理由
キャバ嬢からセクキャバ嬢に鞍替えする方に多いのが、キャバ嬢の仕事に耐えられなくなった…という理由です。上述したように、キャバ嬢というのは、お店に出勤している時間以外にもお客様に電話やメールをして営業をしなければならないなど、実際に働いている時間を考えると時給はそこまで高くないと言われているのです。さらに、こういった仕事を頑張って、お店にお客様が来てくれたとしても、ドリンクやボトルを入れてもらわなければ稼げないため、無理にでもお酒を飲まなければならないなど、意外にしんどい場面も多いのです。また、キャバ嬢であれば、同伴やアフターなど、お店以外でお客様に会わなければならない機会が多くなるため、稼ぐためには身も心も休まらなくて「もう無理…」となってしまう方が多いのです。
これはセクキャバも一緒じゃないの?と思うかもしれませんが、そうではないのです。極端なことを言うと、セクキャバに来るお客様というのは、そもそもお酒を飲みに来るのではなく、お気に入りの女の子におさわりできることを目的に来店するのです。したがって、セクキャバで働く場合「お触りされる」ということを気にしなければ、お酒を飲めなくても構いませんし、ボトルを言えてもらうためにトークを頑張る必要すらないのです。つまり、セクキャバは、そこにあなたがいるだけでお客様は満足しますし、あなたは高額な時給が稼げるようになりますので、キャバ嬢と比較すれば圧倒的に仕事が楽になるのです。
④年齢的な問題
キャバ嬢は、10代後半から20代前半までが稼げる時期と言われています。実際に、25歳を超えてくると、キャバ嬢を引退して他のナイトワークに移籍する方が非常に多くなるのです。キャバクラというお店は、どちらかというと、わいわい騒ぎながら飲みタイプのお店ですので、25歳を超えてくるとそのテンションについていけなくなる方も増えますし、どんどん若い子が入ってくることで、お客様がなかなか獲得できなくなる…なんて現実的な問題が生じてしまうのです。そのため、アラサーに近づくにつれて昔のように稼げなくなり、セクキャバに移籍するわけです。
セクキャバに関しては、かなり細かくお店のコンセプトが決められているのが特徴です。その中でも近年特に高い人気を誇るのが、人妻・熟女コンセプトのお店で、こういったコンセプトのお店であれば、むしろ30代の女性をメインに雇っていることすらあるのです。つまり、キャバ嬢として稼げなくなったとしても、セクキャバ嬢であれば、まだまだトップクラスに稼ぐことができるということで、セクキャバに鞍替えする方が多いのです。
⑤キャバクラでも触られるから
最後は、キャバクラに来るお客様の質が下がってきており、本来お触りが禁止されているのに、それを無視してお触りしてくる方が増えているからという理由です。キャバクラは、どのお店であっても、基本的にお客様がキャストに触れることは禁止しています。しかし、お酒が入った状態で女性が密着するわけですので、昔からある程度のお触りはあったのです。手や膝に触れる程度であれば、お店側も見て見ぬふりをしてくれるのですが、若いお客が増えた現在では、セクキャバのような触り方をしてくるお客も増えていると言われているのです。もちろん、度を過ぎたお触りはボーイなどが注意するのですが、一向にやめないお客も多く、キャスト側が嫌気がさすわけです。
セクキャバであれば、お触りがサービスとして認められているのですが、その分キャスト側は高い時給設定になっています。つまり、分かっているうえに触られる分のお給料を頂いているから仕事としてできるだけなのです。キャバクラは、当然セクキャバよりも時給設定が安くなっていますので、どうせ触られるなら、その分をきちんとお給料に反映してくれるセクキャバの方が良いと考えて移籍する方も多いのです。
まとめ
今回は、キャバ嬢がセクキャバ嬢に鞍替えすることが増えている理由についてご紹介してきました。女性のナイトワークとして昔から人気のキャバ嬢のお仕事ですが、近年では実際にキャバ嬢を経験した方が「割に合わない…」と考えてセクキャバに移籍する方が増えていると言われているのです。もちろん、キャバ嬢の中でもナンバークラスに入るような方であれば、圧倒的に稼ぐことができますので、稼げるうちはキャバ嬢を続けるのが普通です。
しかし、キャバ嬢として稼げているのはほんの一部であり、多くのキャバ嬢さんは一般職の月給よりも稼げず生活ができない…と悩んでしまう方も多いと言われているのです。キャバ嬢は、高い時給が設定されていますが、お客様を呼べなければ出勤しても時給カットされてしまうようなお店もありますし、皆さんが考えているような華やかなだけの世界ではないのです。
セクキャバは、『お触りがOK』というデメリットはありますが、それを耐えられる人であれば、安定した高収入を得ることができる稀有なお仕事なのです。