キャバ嬢になれば、毎日さまざまなお客様の接客を行うことになります。もちろん、来店するお客様はあなたと相性の合う方ばかりではなく、なんとなく「やりづらい…」と感じてしまうような苦手な人もいることでしょう。しかし、一度接客についた限りは、お客様を楽しませるのが仕事ですので、笑顔で精一杯頑張っていることでしょう。
しかし、どれだけ真面目に仕事をしていたとしても、そこはやはり人間ですので、どうしても『うっかりミス』をしてしまう可能性があるのです。長くあなたを指名してくれている気心の知れたお客様であれば、多少のミスであれば指名替え…なんて事にはならないと思いますが、場合によってお客様を怒らせてしまい、来店しなくなる…なんてことも考えられます。
キャバ嬢として働く限りは、できるだけミスをしないように注意して働かなければならないのですが、『うっかりミス』というのはどれだけ注意していたとしても完全に防ぐことはできません。実際に、ナンバークラスのキャバ嬢であっても、引退するまで一度も何のミスもなく過ごせるような人などほとんどいませんし、どうやって上手にカバーするのかが大切になるのです。
そこでこの記事では、キャバ嬢として働くのであれば、誰もがおさえておきたいよくある『うっかりミス』とミスをしてしまった際の対処法をご紹介します。
うっかりミス① 指名客の名前を忘れてしまう…
頻繁に足を運んでくれるお客様ならあり得ませんが、かなり久しぶりに来てくれた指名客の場合、顔は覚えているけれど「あれ、名前が出てこない…」なんてことになる可能性は高いですよね。
確実に顔は見たことがあるんだけど、名前がどうしても出てこない…なんて場合、正直に「お名前なんでしたっけ?」なんて聞いてしまうと、お客様の気分を害してしまいます。したがって、まずは、上手にお客様の情報を引き出すような接客を始めましょう。方法としては、長く来店していないお客様なので「最近占いにはまっている!」「あだ名をつけるのにハマっている」なんて感じに、あなたが新しく始めたということを理由に聞きだす方法が良いでしょう。
例えば「最近占いにはまっているんです!占ってみたいから漢字でフルネームを書いてもらえますか?」などと言えば、自然に名前を書いてもらうことができますよね。お客様に書いてもらいたい場合は、「名前の書き方で性格がわかる」「漢字の書き方が重要なんです」などと言った理由をつければ、お客様自身が書くことに意味があるという説明も付きます。
ただし、占いができると言っているわけですので、ある程度まともな占い結果も伝えなければいけません。こういった時のため、軽くても良いので姓名判断の知識を入れておく必要があるでしょう。
他には、何か適当な理由をつけて名刺を頂くのもアリです。しかし、何の理由もなく唐突に名刺が欲しいと伝えるのは「名前を忘れてしまった…」と言っているのと同じですので、「最近親しい人の名刺を集めているんです。」など、相手にとって悪い気がしない理由を付け加えましょう。
お客様の名前をうっかり忘れる…というのは、ナンバークラスの人気キャバ嬢でもよくあることです。逆に、指名客が多い人気キャバ嬢ほど多いミスですので、落ち込んだりパニックになったりすることはありません。どうやってうまく切り抜けるかが重要ですので、万一お客様の名前が分からない時の対処法を考えておくと良いでしょう。
うっかりミス② 間違えた相手にメールを送る…
毎日多くのお客様に営業メールを送らなければならないので、メールやLINEを本来送る相手と間違って送ってしまう…といううっかりミスも多いです。
テンプレート文をまとめて送っているのであれば気付かれることもないのですが、メールの一部にお客様の名前を入れて誤送信してしまった…という場合もあることでしょう。こういった場合には、すぐに謝るのがベストな対応だと言えます。
変に言い訳など考えず、すぐに「別のお客様に送ろうとしていたメールを間違って送ってしまいました。」と素直に謝るのが良いです。なお、メールを送った相手が電話に出られるような状況と分かっている場合には、メールやLINEではなく、電話で謝るのがオススメです。もちろん、仕事中だとわかっている場合は、メールにしましょう。
キャバ嬢にとって、メールやLINEの誤送信というものは、信用にかかわる致命的なミスと言えます。基本的には「許してもらえない」と想定し、しっかりと誠意をもって謝ることが大切なのです。それで許してもらえた場合には、次にあった際に渡す謝罪の品なども用意しておくのがベターです。
キャバ嬢にとって、営業メールは本当に大切な仕事の一つですので、こういったミスは絶対に起こらないよう、送信前にチェックすることを心がけましょう。
うっかりミス③ 接客中のうっかりミス…
キャバ嬢であれば、接客中にうっかりミスをしてしまう可能性も少なくありません。例えば、お客様にお酒を渡すときにこぼしてしまう…、お客様がタバコを持ったのに、ぼーっとして火をつけるのを忘れる…なんてミスは意外に多いです。
接客中のミスに関しては、どのようなミスであってもお客様に「しっかり謝罪する」ということが大切です。例えば、お客様のお酒をこぼしたのであれば、最初に謝ってからお客様の服にお酒が飛び散っていないか確認してください。また、ボーイさんや店長さんにしっかりと報告するようにしましょう。お客様用の新しいお酒を用意しなければいけませんし、服にシミがついているのであれば、クリーニング代などを用意してもらわなければいけません。こういった場合には『まず謝る⇒状況を確認する⇒報告する』というのが大切ですので、パニックになってはいけません。
お客様の中には、「良いよ別に。気にしないで!」とすぐに許してくださる方もいるのですが、その場合でもきちんと状況の報告はしてください。
まとめ
今回は、キャバ嬢あるあるとして、よくあるうっかりミスとその対処法についてご紹介してきました。キャバ嬢は、究極の接客業と言わるように、基本的には何のミスもなくお客様を楽しませる必要があるお仕事です。しかし、人間が行うことですので、どれだけ注意していたとしても「絶対にミスを起こさない!」なんてことは不可能な訳です。
したがって、あなたがキャバ嬢として働く場合にも、「誰でもミスはあるものだ!」と頭の片隅に置いておき、万一ミスした時にはどうやってフォローを入れるのかまで想定しておくと良いでしょう。もちろん、ミスはないに越したことはありませんが、ミスを上手にリカバリーするのも優秀なキャバ嬢の条件だと思います。