今回は、キャバ嬢になりたいと思った時、最初の関門となるお店での面接について簡単にご紹介したいと思います。キャバ嬢の仕事については、所詮水商売でいつも人手不足だろうし、普通の見た目なら面接で落とされるようなことなどない!と考えている人が意外と多いです。しかし、この考えはかなり甘く、近年ではキャバ嬢になりたいという方も多くなっていますし、派遣型のキャバ嬢という働き方が登場しているため、お店側が好ましくないと考えた場合には普通に落とされてしまうものなのです。
実際に、見た目は普通どころか、スタイルが良く可愛い女性であっても、お店のコンセプトに合わない…態度がよろしくない…などと言った場合、その人を雇うことによるデメリットを考えて入店を拒否してしまうお店も多いのです。それでは、稼ぐためにキャバ嬢になろうと考えている方が、面接で注意しなければいけないのは、どのようなことなのでしょうか?
面接に行く際の服装や、お店のコンセプトと自分のキャラクターがあっていることが前提になるのですが、実際の面接時の受け答えもしっかりと考えておかなければいけません。そこで今回は、キャバ嬢の面接に行く際、問題なく雇ってもらうためにおさえておきたい質問とその答えについてご紹介します。
キャバ嬢の面接で良く『聞かれること』は?
それでは、キャバクラで行われる面接でよく聞かれることについてご紹介していきましょう。冒頭でご紹介したように、最近のキャバクラというのは、そこまで働く女性に困っていないというお店も多く、面接に来た女の子はかなりシビアな目で審査されることになるのです。
通常の就職活動でも、あらかじめどういった事を聞かれるのか考えておき、最適な答えを用意していくものですが、キャバクラで働きたいと考えるのであれば、同様の事をしておく必要があると考えましょう。ここでは、キャバ嬢の面接で特によく聞かれる質問と、好ましいと思われるための答えについて簡単にご紹介します。
なんでキャバクラで働こうと思ったの?
この質問は必ずされると思っておきましょう。最近でこそ、キャバ嬢のイメージが向上されていると言われていますが、それでも水商売には変わりないため、キャバ嬢として働きたいと考えた動機は聞かれます。
こういった「働きたいと考える動機」の質問は、どのような業界においても、その人のやる気を見ていると考えましょう。例えば、通常のお仕事の面接でもそうですが、「家から近いから」といった動機で応募してきたような人は「入社しても長続きしないだろう…」と考えられてしまうものですよね。
キャバ嬢の面接も同じで、「なぜキャバ嬢になりたいと思ったのか?」という動機から、嫌なことがあっても我慢できるか?と言う点を見ているのです。
好ましい答えは?
キャバ嬢として働こうと考える方の多くは、やはり『他のお仕事よりも稼げる』ということをメリットとしていると思います。したがって、単純に「お金を稼ぎたいから」というのが答えになると思うのですが、それだけでは少し薄いわけです。お金を稼ぎたいと答えるにしても「なぜ?」という部分まで明確に答えることがとても大切です。
例えば、「大学or専門学校の学費を自分で払うため」「昼のお仕事だけでは生活が苦しいから」など、明確な理由をつけてそのためにお金を稼がなければならないと答えた方がベターです。きちんとした理由があれば、「キャバ嬢として嫌なことがあっても頑張れるだろう!」と考えてくれるものです。
キャバ嬢の経験はありますか?
これも必ず聞かれると思っておいた方が良いでしょう。キャバクラに関わらず、ナイトワーク全般の経験があるのか、全くの未経験者なのかはお店側がおさえておかなければいけない情報です。なお、この質問に関しては、未経験と答えると不利になりそう…と思うかもしれませんが、不利にはならないので安心しましょう。
お店側は、経験者であれば、どの程度の接客技術があるのか知りたいだけで、以前働いていたお店での売り上げなどが聞ければ即戦力なのかどうかが判断できるのです。未経験者の場合は、入店後に接客面や仕事内容でどの程度までの教育が必要なのかチェックするために質問しているわけです。したがって、経験者でも、前の店で全く稼げなかったから…なんて方よりも、未経験の方が有利になる場合もあるのです。
好ましい答えは?
この質問に関しては、「経験があります。前の店でもナンバークラスの売り上げを上げていた!」などとウソをついた方が有利になりそうですが、ウソをつくのは絶対にやめた方が良いですよ。出来ないことをできると答えて入店しても、すぐにウソがばれてしまいますし、いきなり厳しいノルマを設定されてしまうリスクもあるのです。
したがって、経験者でも未経験者でも正直に答えるようにしましょう。経験者の場合は、前のお店にどの程度在籍していたか、時給はいくらだったか、指名や同伴などが月に何回ぐらいかという情報を答えると良いでしょう。また、今でも連絡を取っているお客様がいればその情報も伝えましょう。未経験者の場合は、何か接客をしたことがあればその情報を伝えると良いでしょう。他には、やる気を見せるために、入店後はいくらぐらい稼げるようになりたいなど、具体的な目標を伝えると良いですよ。
どの程度出勤できますか?
週に何日働けるのかは、お店にとってとても重要なことですので、必ず聞かれます。いくらやる気があって見た目が良い子でも、月に1回しか出勤できない…なんてことになれば意味がありません。最近では、完全自由出勤制をうたって求人を出しているキャバクラ店も増えていますが、その情報は信用しない方が良いですよ。
好ましい答えは?
この質問は、お店にどの程度貢献してくれそうなのかを見ています。したがって、出勤できる日を多く伝える方が受かりやすくなるのは事実です。基本的に出勤可能日数が少ない人よりも多い人の方が好印象です。また、お店が混み合う金土祝前日は必ず出勤できるなどと言う子も好印象です。しかし注意が必要なのは、Wワークなどを予定している方で、絶対に無理な出勤日数を伝えることです。この場合、入店後にシフトに穴をあけることや遅刻が増えてしまうことになりますので、一気に信用を失ってしまうリスクがあります。
したがって、可能な範囲で出来るだけ多い出勤日数を答えると良いでしょう。
希望時給は?
通常のアルバイトなどであれば、希望する時給を聞かれるなんてことはありませんが、経験者としてキャバ嬢の面接を受ける場合、必ず聞かれると考えておきましょう。未経験者の場合は、店長さんがスタート時給を決めるため、聞かれることは少ないでしょう。この質問に関しては、前のお店での功績から、その女性自身が自分の価値をわかっているのかを確認するための目的があります。また、面接を希望する女の子の希望時給とお店側の条件を照らし合わせる意味合いもあります。
好ましい答えは?
受かるためには、低い希望時給を言った方が良いと思うかもしれませんがそうではないです。あまりに低い希望時給を伝えた場合、「経験があるのに、低い時給を希望するとか、売り上げを上げる気が無いのかな?」などと邪推されてしまう可能性があります。もちろん、逆に高すぎる時給の場合は「夢を見すぎ…」と考えられてしまいます。
キャバクラの面接で希望時給を聞かれた場合、月にいくら稼げるようになりたいなど、身の丈に合った目標や計画をもとに時給を伝えると良いでしょう。そうすることで、自分のビジョンを持っているし、計画的に頑張ってくれそう…など、好印象を与えることができるでしょう。
まとめ
今回は、キャバクラの面接で必ず聞かれる質問や、好印象を与えるための答え方についてご紹介してきました。冒頭でご紹介したように、キャバ嬢なんか面接さえ行けば誰でも受かると考えている方は少なくありません。しかし、実際には、キャバ嬢人気が年々高くなっている近年、かなりシビアに審査されることになり、普通に面接で落とされてしまうこともあるのです。
特に、この記事でご紹介した質問は、本当にキャバ嬢として頑張っていきたいと考えていそうな子なのかを判断するためのものとなるので、キチンと好印象を与えるための回答は事前に用意しておくのがオススメです。また、面接時に自分を良く見せるため、ウソをつく人もいますが、入店後にすぐにバレてしまうことになりますので、あまり大げさな嘘はつかないようにしましょう。