女性の稼げる場所として近年人気になっているのがナイトワーク。一昔前までであれば水商売などと呼ばれ、敬遠していた方も多かったのですが、副業が当たり前になってきた最近では、昼間はOLさんや美容師、看護師などとして働いている方が、夜はナイトワークで稼ぐなんて働き方も増えています。
特に最近のキャバクラは、キャバ嬢を本業としている方よりも、Wワークでキャバ嬢をしている方のほうが多くなっているお店も増加していると言われているほどで、今やナイトワークはごく普通の仕事と考えている方も多いのです。
しかし、ナイトワークで働く時に注意しておきたいのは、一口にナイトワークや水商売と言っても、入店するお店の業種によっては必要とされる仕事内容が全く異なってしまうということです。さらに、お給料面に関してもかなりの違いがありますので、本当に稼ごうと思えば、自分に合うお仕事がどのタイプのお店なのかをしっかりと調べておかなければいけないのです。そこで今回は、一般的にナイトワークや水商売と言われるいくつかのお店の中でも、よくあるお客様の席でお酒を提供しながら接客するタイプのお店について、それぞれの特徴をご紹介していきます。
ナイトワークと言えば『キャバクラ』
初めてナイトワークで働いてみようと考えた時、真っ先に思い浮かぶのはキャバクラではないでしょうか。近年では若い女性の将来の夢に『キャバ嬢』が上位にランクインしたという事がニュースにもなっているなど、水商売色も薄れています。
キャバクラのお仕事は基本的に『お客さんの隣に座ってお酒を作り、一緒に飲みながら会話を楽しむこと』です。キャバクラでは『お触り』は基本的に禁止になっていますので、過剰なサービスをしたくない・できない人はキャバクラからスタートが良いかもしれませんね。ただし、禁止はされているものの、多少のタッチぐらいはあると考えておきましょう。
キャバクラのお仕事で難しいのは、『トークのみでお客様を楽しませる必要がある』ということで、トークスキルやコミュニケーション能力が非常に重要になるということです。キャバ嬢は外見が良ければ稼げる…と考えられがちですが、外見の良さだけで稼げるほど甘い世界ではないのです。また、お店に出勤している時間だけが仕事なのではなくて、自宅にいるときでもお店にお客様を呼ぶためのメール営業や、お仕事終わりにアフターに出るなど、影の仕事が非常にたくさんあるのです。見た目以上に仕事量が多い仕事で、現役キャバ嬢の中には割に合わない仕事という人も多いです。
キャバ嬢の待遇は?
キャバ嬢として働いた場合のお給料は「時給+バック-雑費、送迎代-源泉徴収=手取り」が基本となります。
ただし時給の決め方やバックの制度はお店によって異なるので入店の前にしっかりと確認しましょう。またキャバ嬢として働く場合には基本的にノルマが設定されそのノルマを達成しているかしていないかもお給料に影響したりします。他にもお店でお客様がついていないときや店外でもお店にお客様を呼ぶための営業をする必要があったり、店外デート、同伴などがわずらわしいと思う女の子は多いみたいです。因みに出勤してもお客様についていない待機時間はお給料をカットされることが多いのである程度努力しなければ思うように稼げないという事は多いです。
効率的に稼げると人気のセクキャバ
某国会議員のおかげで、ここ最近一気にその知名度が高くなっています。セクキャバは、「セクシーキャバクラ」の略で、要はお触りがOKなキャバクラをイメージしていただければわかりやすいです。当然、サービス内容が過激になる分、時給が高く設定されており、稼ぎやすくなるのがメリットです。また、お店に来るお客様は、女の子とのトークやお酒を楽しみに来るわけではなく、お触りを目的で来ますので、お酒が飲めない、コミュニケーションに自信がない…という方でも問題なく稼げるのが特徴と言えます。
セクキャバで働こうと考えた時の注意点は、お店によってサービス内容がかなり違うということです。一般的なセクキャバであれば、上半身のお触りが基本認められているので、そもそも知らない人に触られたくないという方は働くのは無理です。過激店と言われるお店になると、下半身へのお触りが認められているなど、肉体的なしんどさが多くなります。その分基本となる時給が高くなります。また、お触りに慣れていない間は、『いちゃキャバ』などと呼ばれるソフトサービス店がオススメです。これらのお店は、上半身のお触りがOKなのはセクキャバと一緒なのですが、「服の上からのみ」と条件が付くのです。もちろん、時給設定は少し低くなります。
セクキャバは、キャバ嬢と違って、ある程度年齢を重ねた人でも問題なく稼げるというメリットもありますので、キャバ嬢を引退した人がセクキャバで働くというケースも多いです。
セクキャバの待遇は?
一般的にですが、セクキャバはキャバクラより稼げると言われています。セクキャバの給料体系も基本的にキャバクラと似ていて「時給+バック-雑費-源泉徴収=手取り」なります。時給やバック率はお店や売上によって違うので入店前に確認が必要ですが、セクキャバが稼げると言われる大きな理由に待機カットがない事やノルマによる罰金などがないお店が多いという事です。ただし、高額なボトルなどはあまり出ませんので、最も稼ぐ金額についてはキャバ嬢のほうが高くなります。セクキャバは、時給が高い、罰金などがないということで、平均的に全ての人が稼ぎやすいのが特徴です。
なお、セクキャバは、お客様との連絡先を交換しないというお店がほとんどですので、電話やメールでの営業やアフターなど、煩わしいお仕事もないのもメリットでしょう。
風俗OKならピンクサロン(ピンサロ)
ピンクサロンもキャバクラやセクキャバ同様、来店したお客様に飲み物がだされ、女の子がサービスを提供するというタイプのお店となります。そのため、セクキャバとピンサロを混同してしまう人が一定数いるのです。
ピンサロは、お触りが禁止されていないのでセクキャバに非常に近く実際に同じ分類のお店と勘違いしている女の子は多いです。セクキャバとピンクサロンの大きな違いはセクキャバは飲み屋に分類されるのに対してピンクサロンはれっきとした風俗店であると言うことです。風俗店であるという事でご想像できると思いますが、ピンクサロンは女の子がフェラ等をして『抜く』と言われる性的サービスを提供する必要があるという事です。お客様はどちらかというと『抜いてもらう』目的でピンクサロンに来店する為、こういったサービスに抵抗がある方はまず働くことは無理です。因みにセクキャバと称して『抜きのサービス』を提供しているお店もありますが、一般的にはセクキャバではなく「抜きキャバ」等と分類されます。
ピンクサロンの待遇は?
ピンクサロンのお給料は基本的に「時給+接客・指名バック」になります。時給はお店によってまちまちですが2000~4000円程度が一般的と言われ、お客さんに接客すると一人につき2000円程度づつバックが加算されていきます。簡単な例で8時間10人に接客した場合、「(2000×8)+(2000×10)=36000円/1日」となります。一見「1日で36000円も貰える!」と思うかもしれませんが、『抜き』のサービスがあるうえでとなると女の子からすれば微妙なようです。実際にピンクサロンと同じ風俗に分類されるヘルスやソープ等となると1日で10万円前後稼ぐ女の子もいます。ピンクサロンはヘルスなどでうまく指名が取れない女の子にオススメと言われています。
まとめ
今回は『夜のお仕事』で稼ぎたいと思った時に、ナイトワークで働いたことのない人にはなかなか分類のできないよく似た業種と特徴をご紹介してきました。この記事でご紹介した3種のお店は、お客様が来店して飲み物が提供されて女の子がサービスを提供すると言うお店で、どれも同じような仕事なのだと考える人もいるのですが、全く異なるのです。
基本的に「とにかく触られたくない」等といった方は『キャバクラ』、多少過激なサービスがあっても安定して稼ぎたい人は『セクキャバ』といった分け方ぐらいは覚えておきたい物です。なお、ピンサロに関しては、完全な風俗店になりますので、前述の2つの業種とは全く異なると考えておいた方が良いです。さらに、ピンサロで安定的に指名がとれる自信があるのであれば、デリヘルなどで働いた方が圧倒的に効率よく稼げると思いますので、正直あまりお勧めはできません。