今回は、キャバ嬢としてお店でうまくやっていくためにおさておきたい、お店内での人間関係についてご紹介していきましょう。キャバ嬢と言えば、お客さんの機嫌を取ってうまく接客さえしていれば、稼げるんだし、他の女の子やボーイさんなんかとの関係とかどうでも良いのでは…?と考えてしまう人も少なくありません。
しかし、こういった考えはあまりオススメできず、実際に稼ぐキャバ嬢というのはお店内での人間関係も結構良好な状態を保っているものなのです。なぜかと言うと、稼げるキャバ嬢というのは、たくさん指名客がいるわけですので、ヘルプなど他のキャバ嬢さんに助けてもらう場面も非常に多いのです。さらに、もともとキャバクラの世界は、女性同士がドロドロとした関係で「キャバクラって、女の子同士の派閥争いとかありそう」「喧嘩とかいじめが多いんじゃないか?」というイメージが強く、なるべく他のキャストと距離を取るように動いてしまい、それが逆に稼げない原因となってしまうような人も少なくないのです。
このような、間違ったキャバクラ内のイメージは、ドラマなどでキャバ嬢同士が激しくライバル争いするようなものが多く、そのイメージを真に受けてしまっている人が多いからでしょう。そこで今回は、キャバ嬢として稼いでいくために、本当に注意しておきたい店内の人間関係をご紹介して行きます。
キャバ嬢同士の諍いが起こってしまう原因は?
冒頭でご紹介したように、キャバ嬢のお仕事は派閥やキャスト同士のトラブルなど、お店内での人間関係が大変…というイメージを持っている人が多いことでしょう。しかし、普通に仕事をしている限りは、キャスト同士の仲が喧嘩に発展するまでこじれてしまうようなことはありません。
ドラマなどでは、キャスト同士が取っ組み合いのけんかをしている…なんてシーンが良くありますが、あれは演出のためにやっているだけで実際にあのようなことはありません。ただし、ドラマほどではないにしても、稀にキャスト同士でトラブルが発生してしまうことはあるのです。
しかし、そのようなキャスト同士のトラブルは、学生の頃のように「あの子暗いから」とか「単純にウマが合わないから」など、漠然とした理由で諍いになっているのではなく、きちんと明確な理由があるのです。キャスト同士でトラブルに発展してしまう原因は以下のようなことですので、頭に入れておきましょう。
諍いの原因① 『爆弾』
『爆弾』というワードはキャバクラ業界で使われる専門用語です。これは、「本指名の女の子の席についたヘルプの子が、そのお客様と連絡先を勝手に交換し、自分の指名客に変えてしまう行為」のことを指しており、キャバクラ業界では絶対にNGとされている行為です。
実際に指名客を取るに至らないまでも、本指名の子の許可を得ずに名刺を渡してしまう、連絡先を交換することでさえアウトとされています。これはキャバクラ業界では暗黙の了解として、誰もが気を付けることなのですが、中にはやってしまう子がいるのです…。
ヘルプのお仕事は、本指名のキャバ嬢が別卓に行っている最中にお客様の時間を繋ぐことがお仕事なので、『爆弾』なんてしてしまうとトラブルになってしまうのは当たり前です。さらに、爆弾をしてしまうと、その本指名の子の信用がなくなるだけでなく、他のキャストからも一気に信用を失ってしまうので、絶対にやめましょう。
ヘルプでついたお客様と盛り上がったとしても、本指名の子とお客様の関係が続いている限りは連絡先交換すらしてはいけませんよ。
諍いの原因② 他のキャストの個人情報をしゃべる
他のキャストの個人情報を勝手にしゃべることもキャバクラ業界ではNGです。
例えば、キャストによってはストーカー対策のために、本当に住んでいる地域とは別の地名や最寄り駅をお客様にあかしていないという人が多いです。それなのに、他のキャストがそういった個人情報をお客にしゃべってしまうと、トラブルになるのは当たりまえです。
とにかく、キャストの住所や恋人の有無、学歴、年齢などのプライベートな情報に関しては一切しゃべってはいけません。キャストによってはお店内にいる時だけの自分の設定を作っている人もいるのに、ヘルプでついたキャストにウソだとばらされてしまうと、客との関係までこじれてしまう可能性があります。
自分の個人情報を自分で話すのは構わないのですが、他人の個人情報を話してしまうと「あの子、平気で他人のプライベートを話しちゃうんだな。。。」と思われたら、人間関係がどんどん壊れていきますよ。
諍いの原因③ ヘルプの席でちゃんとできない
キャバ嬢の中にもヘルプでついたのにお客様を不快にさせてしまう…という子はどこにでもいます。そのような場合には、売れているキャストから「もうあの子、○○さんの卓には付けないでください」などと、ヘルプにつくことすら断られてしまう場合があるのです。
ヘルプで嫌われてしまう女の子と特徴としては、ヘルプなのに酔いつぶれてしまったり、うるさくしてしまったり、逆にボーっと座っているだけだったり。。。ヘルプとしての役目を果たせていないというパターンが多いです。こんな子は本指名の子に「いい加減にしろ!」とダイレクトに怒られるか、そっと距離をおかれます。もちろん、本指名の子からもお客様からもNGにされてしまうでしょう。
キャバ嬢としてうまくやっていくには?
それではキャバ嬢としてうまくやっていくにはどうすれば良いのでしょうか?
この点については、普段の生活の中にある友人関係とそこまで大きく違いはありません。例えば、キャバ嬢としてトラブルを起こしてしまうのは、問題のある振る舞いをする子がトラブルメーカーになっているわけです。つまり、普通にキャバ嬢として働いている限りは、周囲のキャストから嫌われるようなことはあまりありませんし、他のキャストとトラブルになってしまうようなこともないのです。
ドラマなどであれば「自分よりも売り上げをあげてむかつくからイジメる!」みたいに、学生みたいなノリもありますが、きちんとお店の目がキャストまで行き届いているのであれば、『売れている子』がいじめられているのを無視するはずはありません。お店からしても、売り上げをあげる人気嬢が人間関係で移籍するぐらいなら、トラブルメーカーの方を退店させるはずです。
ちなみに、お店や他のキャストからも愛されるキャバ嬢には特徴がありますので、その辺を抑えてより働きやすい環境を作るのがオススメです。
人の悪口を言わない子は好かれる
これはとても重要です。常に他人の悪口を言っていそうなキャバ嬢ですが、中には他のキャストやボーイ、嫌なお客様に関しても一切悪口を言わない子がいます。当然こういった子はみんなから応援される子になります。
悪口を陰で言っていると、めぐりめぐって本人に伝わりますし、言いたい事は直接本人に言うことを徹底しているほうが信用されます。
素直に謝ることができる
これも人として当たり前に思えますが、意外にできない人も多いです。
お客様を怒らせてしまったり、他キャストに不快な思いをさせてしまった時には、きちんと謝ることができるということが皆から好かれるのには大切になります。言い訳したり、開き直るのではなく、きちんと反省して謝るように心がけましょう。
失敗は誰にでもあることですので、真摯に謝りそれを直していくように努力していれば、周りのみんなからきちんと信用されるキャストになれるはずです。
まとめ
今回は、キャバ嬢としてうまく稼いでいくために、お店内での人間関係の注意点をご紹介してきました。キャバ嬢のお仕事は、お客様の接客がメインとなりますので、個人プレーで各々が稼げるように勝手に動く…といったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?しかし、稼げるようになればなるほど、周囲のキャストに手伝ってもらう機会が増えていきますので、店内での人間関係が意外と重要になってくるのです。
ちなみに、キャバクラの人間関係などと聞くと、キャスト同士がギスギスしていて、気弱な人ではとてもやっていけない…なんてイメージが根強いです。しかし、実際にはそのようなことはなく、真面目にキャバ嬢の仕事をやっている限りは周囲のキャストと頻繁に揉め事が起きるようなことはありません。しかし、この記事でご紹介したようなNG行為を頻繁にしているような人であれば、周囲のキャストから白い目で見られてしまうでしょう。こういった世界は、逐一すべてを教えに来てくれるような業界ではありませんので、分からないことは分からないと素直に教えを乞うのオススメですよ。